Keio University SFCResearch ForumMita, Tokyo

SFCTECH2026

SFCのテック研究を都市の場に開き、研究者、企業、行政、学生など、さまざまな人々が出会い、語り合うための研究発信の場。

2026.11.24TUE — 慶應義塾大学 三田キャンパス 北別館

SFC TECH 2026●2026.11.24 TUE●MITA CAMPUS●SFC TECH 2026●2026.11.24 TUE●MITA CAMPUS●

Sponsors

  • SoftBank
  • NTTドコモ
  • umt

01

Overview

SFCでは長年にわたり、実社会の変革につながる研究を進めてきました。インターネットの基盤技術から、AIをはじめとする新しい技術とその応用を超えて、研究領域は社会の変化とともに広がり続けています。

SFC Techは、こうしたSFCのテック研究を都市の場に開き、研究者、企業、行政、学生など、さまざまな人々が出会い、語り合うための研究発信の場です。

日時2026.11.24火曜日
場所慶應義塾大学 三田キャンパス 北別館
共催慶應義塾大学SFC研究所
慶應SFC学会
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート

02

Program

13:45〜14:45

パネルディスカッション

AI前提社会を生きる新しい力

社会の要請と中高等教育

生成AIは、情報収集や文章作成、アイデア創出、データ分析など、私たちの学び方と働き方を急速に変えています。これからの社会では、AIを活用できることは一部の専門家だけに求められる能力ではなく、誰もが身につけるべき基礎的な力になっていきます。一方で、AIが提示するもっともらしい答えを無批判に受け入れ、問いを立てることや判断することまでAIに委ねてしまえば、AIに人間が使われる状態にもなります。単にAIを巧みに操作する能力ではなく、自ら問いを立て、AIの出力を批判的に吟味し、自身の経験や価値観、他者との対話を通じて判断し、結果に責任を持つ力が必要です。では、こうした「AIに使われず、AIと共に新しい価値を生み出す力」を、中等・高等教育はどのように育てることができるのでしょうか。本セッションでは、生成AIを積極的に取り入れた授業実践を出発点として、教育者、行政、企業、学生がそれぞれの立場から議論します。社会がこれからの人材に求める力を明らかにするとともに、生成AIを禁止するか許可するかという議論を越えて、AIを人間の思考と可能性を拡張するパートナーとするための教育のあり方を考えます。

登壇者(敬称略)

  • 朝倉 慶介ソフトバンク株式会社 技術統括 プロダクトR&D本部 先端技術統括部 統括部長
  • 角田 史記東日本旅客鉄道株式会社 テクノロジー&イノベーション推進本部 研究開発センター フロンティアサービス研究所長
  • 中村 百見静岡市教育長
  • 山本 覚株式会社電通デジタル CAIO 執行役員
  • 神成 淳司慶應義塾大学環境情報学部教授
  • 植原 啓介慶應義塾大学環境情報学部教授
15:00〜16:00

パネルディスカッション

量子をつなぐ

Quantum Networkが拓く次のインターネット

量子技術というと、量子コンピュータそのものの性能や量子ビット数に注目が集まりがちです。しかし、かつてコンピュータがネットワークによって結ばれることでインターネットやクラウドが生まれたように、量子技術の本格的な社会実装にも、異なる量子コンピュータや量子センサを相互に接続する「量子ネットワーク」が重要になると考えられています。これからの10年間は、量子スイッチの実用化、既存の光ファイバーとの共存、ネットワーク制御、セキュリティ、標準化、通信事業者の役割など、量子ネットワークが実社会のインフラへ移っていくフェーズです。この量子の未来をつくるために、特に次世代を担う学生とともに、「量子を計算する」だけではなく「量子をつなぐ」ことで生まれる新しい情報インフラの可能性を考えます。

登壇者(敬称略)

  • 暮石 和宏シスコシステムズ合同会社 エンタープライズソリューションズエンジニアリング本部 ソリューションズアーキテクト
  • 斉藤 和広株式会社KDDI総合研究所 量子基盤室 室長
  • 徳山 萌音慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程
  • バンミーター ロドニー慶應義塾大学環境情報学部教授
16:15〜17:00

パネルディスカッション

AI時代のトラスト&セキュリティ

「徹底的に利用者目線」のアプローチで、あんしんをもっと便利に。

AI時代を迎え、デジタル社会におけるトラストをどのように築くか。お客さまにサービスを提供する立場から、さまざまな取り組みをご紹介し、これからのトラスト&セキュリティ・アーキテクチャとフレームワーク、オペレーションについて議論します。その取り組みの一つはフィッシング攻撃に耐性のある多要素認証「パスキー」と本人確認のための技術。一つはコンテンツの確からしさを保証するための技術。そして、詐欺電話からお客さまを守るための技術。さらには全社的な取り組み「タイガーチーム」。AI時代においても、「あんしんをもっと便利に」をお届けするために求められるアプローチを考えます。

登壇者(敬称略)

  • 岡川 隆俊株式会社NTTドコモ R&D戦略部 特別参与
  • 久保 賢生株式会社NTTドコモ コンシューマ戦略部 会員基盤改革担当部長
  • 山田 正徳株式会社NTTドコモ プロダクト技術部 サービスアプリ開発担当部長
  • 只松 明洋株式会社NTTドコモ モバイルイノベーションテック部 TR基盤開発担当課長
  • 森山 光一慶應義塾大学 環境情報学部 教授(有期)・株式会社NTTドコモ チーフセキュリティアーキテクト

ほかのセッションは、決まり次第このページでお知らせします。

03

Exhibition

  • 植原 啓介環境情報学部 教授

    インターネットの未来

    次世代インターネット関連の研究について紹介します。大規模ネットワークの運用技術や移動体インターネット、宇宙インターネットなどについて紹介します。

  • 大越 匡環境情報学部 教授

    Ubiquitous AI-Human Systems for New Well-being

    気候変動/地球沸騰化、少子高齢化/人口減少、サイバー空間/社会の浸透といった時代の潮流は、「新しい気候の中での健康」、「人口減少を機会にも転換する社会の賑わい」をはじめとした、“新しいwell-being”へのニーズを醸成する。Computing/AI技術を用いて、そのようなwell-being要素に資するUbiquitous AI技術, Sensing AI技術, Behavioral AI技術のシステムに関する研究開発動向を紹介する。

  • 大前 学環境情報学部 教授

    スマートモビリティ

    自動車の自動運転技術に関する研究の取り組みの紹介

  • 川越 航太政策・メディア研究科 修士課程
    服部 隆志環境情報学部 教授

    Object-Routing:統一リソースモデルに基づく安全なAIエージェント実行カーネルの設計

    LLMを活用したAIエージェントの普及に伴い、ツール呼び出し・外部環境接続・エージェント間委譲など副作用を伴う操作の安全な実行基盤が求められている。本研究では、OSカーネルのアーキテクチャに着想を得たObject-Routingを提案する。Memory(知識)・Skill(手順)・Tool(関数)・Agent(委譲先)の4種類のリソースを統一メタデータで管理し、タスクに応じた横断検索・組み合わせ選択の後、三段階ポリシーゲートウェイ(利用可否→実行許可→出力検査)を経て型別に活性化・実行する。これにより、タスクごとに最適なリソースの組み合わせを選択してタスク成功率を向上させるとともに、必要なリソースのみをLLMコンテキストに渡す二段階呼び出しによりトークン消費・API呼び出しコストを削減する。

  • 川島 英之環境情報学部 教授

    AIシステム

    データ基盤、新奇マシン(光、量子)、労働経済学(AI暴露度)、AI(実行時間予測、最適化器)

  • 清水 達郎総合政策学部 専任講師

    量子トポロジー

    「量子」をキーワードに展開されている純粋数学(幾何学)の研究を紹介します。幾何学では調べたい図形から特徴量を抽出することが重要です。その抽出方法のヒントを数学内外に求めるのですが,物理の量子論をヒントに得られるのが量子トポロジーです。ただ,あくまでヒントですので,研究自体は物理現象や現実とは切り離された純粋な数学理論として展開されています。SFC-Techの他の展示とだいぶ毛色が異なりますが,SFCの研究の幅広さの一端を見ていただければ幸いです。

  • タ デゥック トゥン環境情報学部 准教授(有期)

    Human-centric Robotics Design・人に寄り添うロボットをつくる

    人とロボットが自然に関わり、協働する未来に向けた「Human-centric Robotics Design」の研究を紹介します。ソフトロボット、触覚センシング、AIなどを通して、人や環境に柔軟に適応し、多様な物体やタスクに対応できるロボットの実現を目指しています。

  • 高汐 一紀環境情報学部 教授

    Social Robotics と XR によるしなやかな地域未来の創造

    高汐研究会は、2022年度より鳥取県と連携し、ロボティクスおよび XR 技術を活用した「とっとり未来共創プロジェクト」を推進してきた。本展示では、先端技術を活用した新たな地域プラットフォームの構築の一例として、SVGMap(ハイパーレイヤリング)技術を活用した、暮らしに役立つ情報から地域の危険箇所や防災情報までをカバーする情報共有サービスを提案、AR 投稿から情報共有までの流れや、AI グラスを活用した情報閲覧のデモンストレーションを通じて、平時利用と災害時利用をシームレスにつなぐ新しい地域情報基盤の可能性を紹介する。

  • 武田 圭史環境情報学部 教授

    ドローン・メディア表現・AIアプリケーション・AI安全性

    ドローンショー、空中LED、プロジェクションマッピングなど先端技術を用いた新たな表現技法、AIを活用したアプリケーション開発、AIの安全性に関する取り組みなどについてご紹介します。

  • 谷口 朝洋政策・メディア研究科 博士課程
    巴山 竜来環境情報学部 准教授

    3Dプリントと数理構造

    3Dプリントで用いられる積層造形構造に関して、数理的な手法を応用した技術を紹介します。

  • 中澤 仁環境情報学部 教授

    Real-World AI ― 実世界で動くAIをつくる ―

    AIは、クラウドの中だけで動くものではありません。カメラ、センサ、車両、ロボットなどを通じて実世界を観測し、その場で状況を理解し、行動へつなげる「Real-World AI」が広がりつつあります。中澤研究室では、センシング、Edge AI、AIoT、リアルタイム推論、QoS制御を組み合わせ、AIが実世界の中で安定して動き続けるための技術と、その社会実装を研究しています。都市・交通・環境などを対象とした研究事例と実システムを紹介します。

  • 中村 修グローバルリサーチインスティテュート 特任教授(有期)

    デジタルツインキャンパス

    人々のライフラインであるネットワーク、とりわけ最も身近な存在であるモバイルネットワークとセンサーデータおよびAI技術に着目し、未来の情報空間を切り拓くための先進技術や次世代サービスの研究開発をおこなう。未来の情報空間は、日常生活に溶け込み、キャンパスやオフィス、街中といった実空間とシームレスに融合したサービスを創出することで、人々の生活と深く結びつくことが求められている。また、このような環境では、情報の信憑性やデータ管理なども重要な検討課題である。SFCに展開されたモバイルネットワークとAI計算機環境は、ネットワークとAIが一体となって人々の生活空間に寄り添う新しい情報空間の実現に向けた歩みを着実に進めている。

    本プロジェクトでは、ネットワークインフラとしての5Gや6Gのモバイル通信技術、物理空間のデジタル化技術として各種のセンサー情報や動画像認識技術、空間センシングなどのマッシュアップ基盤、そして3次元高精度地図と自己位置推定技術などの研究開発を大学のキャンパスを実証基盤とすることにより、基盤技術の研究をおこなうだけではなく、社会実装を視野に入れた研究開発を推進する。

    また、2026年度からは、内閣府や経済産業省やその他政府省庁が連携し創設した経済安全保障重要技術育成プログラム(通称K Program)の下、偽情報分析に係る技術開発のメディア解析基盤の研究開発を進める。2026年度は、こうした取り組みをさらに発展させるとともに、AI技術の急速な普及を背景としたインターネット上の情報の信頼性確保という新たな課題にも取り組む。情報を扱う上でのプライバシーやセキュリティに関する課題についての研究をおこない、規格化・標準化なども見据えた今後の新しい情報社会の創出をおこなうための基盤に資する活動をおこなう。

  • バンミーター ロドニー環境情報学部 教授

    分散型量子システム:実現と可能性

    量子計算機は、古典計算機の性能を超えることを目指して、世界中で開発挑戦が行われています。単一の量子計算機を大規模なシステムへと拡張するためには、量子インターコネクトやデータセンターネットワークは必要になります。さらに、高領域で量子情報を共有するためには、量子インターネットは必要です。我々はそのネットワークのデザインと実装を進めています。これを開発できるように人材育成も頑張っています。量子通信の標準化も前向きにやっています。

  • 古谷 知之総合政策学部 教授

    AI人材育成と地域活性化

    福島イノベーションコースト構想「復興知」事業で取り組んでいるAI人材育成を通じた復興支援について紹介する

  • 森山 光一環境情報学部 教授(有期)

    セキュリティイノベーション~徹底的に利用者目線

    森山研究会(セキュリティイノベーション研究室)の紹介、および協賛パートナーのNTTドコモからの展示

  • 社会の複雑課題を解決に導く複合領域での産学連携

    企業や自治体が抱える複雑な課題をワンストップで受入れ、慶應義塾の多彩な学知を結集し解決に貢献します。分野横断で研究者をマッチングし、学術的エビデンスに基づき、課題解決、社会実装に導く実践的ソリューションをご提案します。

04

Access

会場は三田キャンパスではありません。三田キャンパスから北へ徒歩7分程度の、別の建物「北別館」です。

会場

慶應義塾大学 北別館

〒108-0073 東京都港区三田1-4-65
三田キャンパスとは別の建物です
参考: 慶應義塾大学 北別館案内図(PDF)

電車

東京メトロ南北線・都営大江戸線 麻布十番駅 2番出口徒歩7分程度

都営大江戸線 赤羽橋駅 赤羽橋口・中之橋口徒歩10分程度

ほか 芝公園駅 A2出口・三田駅 A8出口から徒歩15分程度、田町駅から徒歩20分程度

駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。